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Palletを導入した

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EmacsにPalletを導入しました.

Cask + Pallet に移行した,みたいな話はよく聞いていたけど,cask はわかるが Pallet のうまみがわからなかったのでインストールしていなかった.

rdallasgray/pallet

1. Pallet の目的と利点

Pallet の主目的は,Emacs備え付けのパッケージ管理システムを用いたパッケージのインストール,アンインストールにあわせて,Cask ファイルの記述を追加・削除すること.
すなわち,M-x package-installなどを用いても自動で同期をとってくれるので,パッケージのインストール/アンインストールと Cask ファイルの記述内容との生合成について気を使わなくてよくなる.

2. 導入

Cask ファイルに以下を記述

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(source melpa)

(depends-on "cask")

インストール

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$ cask

設定ファイル内に(pallet-mode t)を記述,もしくはpallet-modeを呼び出す(M-x pallet-mode)ことにより使用できる.
例えば,init.elに以下のように記述する.

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(require 'pallet)
(pallet-mode t)

3. 使い方

  • M-x pallet-init

    • package.elによってインストールされたパッケージを元に Cask ファイル生成
  • M-x pallet-install

    • Cask ファイルに記述されたパッケージをインストール
  • M-x pallet-update

    • インストールされたパッケージの更新

4. おまけ

Cask の記述を Pallet に無視させたい場合は以下のように記述する

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(source melpa)
(depends-on "s")

;;;pallet-ignore
;;;これ以降が無視される
(depends-on "newlisp" :git
"https://github.com/coldnew/newlisp-mode.git")

5. 参考

Emacs のパッケージ管理を package.el + el-get から Cask + pallet に乗り換えました

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